Column

のこりもので染めたエコなラップ「good wrap!」ノンマリ編集部

ちょっとだけ、地球や社会にいいことを。

今、世界で大きな問題となっている「廃プラスチック」。ペットボトルやストロー、ビニール袋など、私たちの生活に欠かせない素材であるプラスチックですが、廃棄されたプラスチックが地球環境に与える悪影響が懸念されています。

プラスチック製品はまだその多くが使い捨てされ、きちんと処理されずに環境中に流出してしまうことも少なくありません。木や植物などの自然素材と違い人工的につくられたプラスチックは、分解されて土に還るまでに長い長い年月がかかります。

プラスチックごみはやがて海へ流れ込み、魚類や海鳥、アザラシなどの海で暮らす生物が、誤ってプラスチックを食べてしまったりケガをしてしまったりして、命の危険にさらされています。

廃プラスチックの解決に向けて、私たちにできることは2つ。「ポイ捨てをしないこと」、そして「プラスチックごみのもとになる使い捨てプラスチックの利用を減らすこと」です。

私たちがいつも食品を包んだり、保存するときによく使う「ラップ」。その多くは使い捨てのプラスチック製です。海外では脱プラスチック対策の一環として、使いまわせるフードラップがスタンダードになりつつあるそうです。日本ではまだまだ認知度が低く、あまり目にする機会がありませんが、こんなステキなものを見つけました。

のこりもので染めたエコなラップ
「good wrap!(グッドラップ)」

サステナブルな未来のための新常識を作りたい、という想いを込めて企画・販売されたメイドインジャパンのエコラップ「good wrap!(グッドラップ)」。

オーガニック素材の布に、無添加ホホバオイルと天然樹脂、みつろうをコーティングしたフードラップです。素朴でやさしい色合いは「のこり染め」という食品や木材などの使わない部分から抽出した色素で染めています。原材料や染色方法までも環境への配慮にあふれていて、開発された方々の想いが伝わってきます。

カラーは4色。
よもぎ、さくら、おから、えごま

使用後は洗ってくり返し使用できるので、プラスチックごみの削減につながりとってもエコ。プラスチック製のラップの代わりに食品を包んで保存したり、フタにしたり、お皿代わりに使ってみたり、いろいろ楽しめそうです。(※熱いものには使用できません)

さらに「good wrap!」は、国連WFP協会の「飢餓撲滅とフードロス削減」への取り組みに賛同していて、商品1枚ごとに1食分の給食代が国連WFP協会へ寄付されます。

できることから少しづつ。脱プラスチックの1歩に、のこりもので染めたエコなラップ 「good wrap!(グッドラップ)」を取り入れてみてはいかがでしょうか。

good wrap!(グッドラップ)
サイズ:約25cm×約25cm
材料:オーガニックの綿100%(さくら、えごま、おから)、麻100%(よもぎ)、みつろう、ホホバオイル、天然樹脂
色:よもぎ、さくら、おから、えごまの4色
▼購入できるお店
https://store.shopping.yahoo.co.jp/i-crtshop/goodwrap.html
参考文献:
WWFジャパン 海洋プラスチック問題について
https://www.wwf.or.jp/activities/basicinfo/3776.html
三沢行弘(WWFジャパン) 「海洋プラスチックごみの問題と、解決に向けて私たちができること」
https://www.ntt.co.jp/kankyo/column/earth/no4.html