Column

おひとりじかんのおいしいお話
四季を感じる旬の夏野菜上野 由佳

こんばんは。
おひとりじかんに、おいしいお話を。

7月といえば、梅雨が終わりグッと暑さが増してくる時期です。太陽の動きをもとに季節をあらわす二十四節気では、七夕が行われる7月7日を「小暑」、暑さが本格的になる7月22日頃を「大暑」と言います。夏バテ予防として、土用の丑の日(2020年は7月21日)にうなぎを食べる習慣は有名ですね。これは身体のためにも非常に理にかなっているといえます。

この時期に旬を迎える夏野菜で、代表的なものと言えば、トマト、きゅうり、そしてミョウガです。これらの野菜は、身体の熱を取って冷やす作用があると言われていて、夏になるとスーパーや食卓で目にする機会が増えてきます。今夜は、そんな夏のお野菜を使った料理をご紹介いたします。

まず1品目は、トマトと玉ねぎの洋風サラダ。くし切りにカットしたトマトに、細かくみじん切りした玉ねぎをたっぷりのせ、さらに、お塩を少し加えたオリーブオイルを上からかけます。とても口当たりがいいので、私はお酒のおつまみや前菜に取り入れています。

2品目は、夏野菜たっぷりマリネ。小さ目の角切りにしたトマト・きゅうり・ミョウガをお酢とお砂糖、お醤油で味付けします。お刺身の上にのせたり、茹でたおそうめんに薬味がわりに添えて食べてもおいしいです。とてもサッパリしているので、暑さであまり食欲がない時にはうってつけです。

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これから更に暑い日が続きます。だからといって冷たい飲み物や食べ物ばかりをとっていると、内臓に負担をかけてしまい、結果として夏バテにつながってしまうので要注意です。夏バテ予防のために、朝起きがけに一杯のお白湯を飲んだり、火を通したあたたかい料理を取ることも忘れずに。バランスよく食事をとりながら、暑さに負けない身体作りを意識していきましょう。

Yuka Ueno
Writer
URL:https://note.com/yunori