おひとりじかんのおいしいお話
レモンパワーで疲れもスッキリ上野 由佳
こんばんは。
おひとりじかんに、おいしいお話を。
8月に入り、連日の猛暑で夏疲れを感じる方も多いと思います。疲労回復には「クエン酸」の豊富な食材が効果的です。クエン酸はミカン・オレンジ・レモンなどの柑橘系の果物に多く含まれていますが、今夜はその中から「レモン」のお話を。
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ここ数年、美容や健康に役立つ果物として、レモンブームが続いています。レモンの三大効果として、疲労回復を助けるほかに、カルシウムの吸収を促進して骨を丈夫にしたり、血圧を下げる働きがあります。また、日頃から積極的にレモンを摂取することで、レモンの酸味が塩分の摂り過ぎを防ぎ、自然と減塩生活につながる効果もあるとか。
さて、レモンといえば、爽やかで夏のイメージが強い果物ですが、実は国産レモンの旬は秋冬なんです。ご存知でしたか?わたしも初めてそれを知ったときには驚きました。
8月も終盤を迎え、残暑を過ぎれば、まもなく9月。待ちに待った実りの秋がやってきます。一足早く、秋冬のメニューにオススメのレモン活用法を、少しだけご紹介しますね。
秋冬に食べたいメニューといえば、お鍋ときのこ料理。水炊きやもつ鍋、きのこと秋のお野菜をたっぷり使った炒めものの仕上げに、絞ったレモンを加えます。レモンの風味で、後味もスッキリさわやか。他にも、ヨーグルトやチーズケーキにレモンを絞ると、酸味が引き立ってサッパリした味わいになりますよ。和・洋・中、様々な料理に「追いレモン」をして、ぜひ味の変化を楽しんでみてください。
もうすぐ秋がやってきます。日中もようやく過ごしやすくなり、食べ物がおいしい季節です。貴重な実りの時期を、各々のスタイルで満喫していきましょう。
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食にまつわるお話を数回に渡りご紹介してまいりましたが、今回でいったんお休みとなります。今までご覧いただいたみなさま、ありがとうございました。またお会いできる日を楽しみにしています。