Column

ハッピーな自分になれる「髪」の魔法 美容師さんへの伝え方きたむー

小さな魔法で
わたしの明日をおもしろく。

お部屋に絵画や写真を飾る時、「額縁」にこだわった経験はありますか?額縁は、色や形によって作品の見え方が違ってきたり、部屋全体の雰囲気を変えてしまうくらい重要な役割を果たしています。

では、人の印象を左右する、人にとっての「額縁」とはなんでしょうか。それは「髪」です。髪の色や長さ、質感などで人の印象はがらりと変わります。そう、まるで魔法のように。

例えば前髪。前髪を横に流していると大人っぽく、前髪を下ろしているとかわいらしい印象に。その他にも、黒髪なのか明るい髪なのか、ストレートなのか巻き髪なのか、髪型でその人の好みや性格までなんとなく分かる気がします。

俳優さんも髪型を変えることが役作りの一環であるように、髪はその人自身のキャラクターを表す大きなポイントなのです。

そして髪は、外見だけではなく自分の内面にも大きく影響しています。「髪、いいね」と褒められたらスキップしたくなるほどうれしいし、スタイルがなかなかキマらなくて一日ブルーなんてこともしばしば。

できるだけハッピーでいられるように、ヘアスタイルを整えるにはどうしたらいいでしょう。ここはやはり、美容師さんとのコミュニケーションが重要なポイントです。

Point1
美容師さんへの伝え方 NG例

・○○さんと全く同じ髪型にしたい
・おまかせします
・業界用語の多用(カラー番号の指定など)

美容師さんは骨格やファッションなど、その人の特徴や雰囲気を見てスタイリングをしています。カラーやパーマも、髪質に合う成分や前回のカラーなどを踏まえて薬剤を選定しているのです。イメージだけ固まりすぎているのも、あまりに要望がないのも、こんなはずじゃなかった…を招いてしまいかねません。

有名人の方を参考にする場合は、そのヘアスタイルのどの部分が好きなのか(全体の雰囲気・色・長さなど)を美容師さんに伝えてみましょう。全く同じにはできなくても、きっと希望を叶えるためのアドバイスをしてくれるはずですよ。

Point2
ここだけは譲れない!を伝えよう

・髪を結べる長さは残したい
・明るすぎるカラーはNG
・休日は髪を巻きたい

自分では想定していなかったスタイルを提案してもらうことも、新しい発見につながります。プロである美容師さん目線でスタイリングしてもらうために、“ここだけは譲れないポイント”を、きちんと伝えてみましょう。 自分のイメージに近いスタイリングをたくさん公開している美容師さんにお願いすると、よりコミュニケーションが取りやすいでしょう。

さて、お気に入りのヘアスタイルが完成したら、キレイな髪をキープするのは自分次第。今の時代は薬剤も進歩し、ヘアサロンのカラーやパーマで髪が一気に傷んでしまうようなことはありません。自宅でのケアを怠ることが、ダメージを進行させる原因です。できれば日頃のお手入れの方法や、ヘアケア剤について美容師さんに相談してみてください。きっと、自分にぴったりなケア方法を見つけることができますよ。

今夜の魔法はいかがでしたか?あなたの明日に、ステキな変化が起こりますように。

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数回にわたりヘアケアに関するお話をしてきましたが、ヘアケア編はいったん一区切り。次回からは、ヘアケアに限定せず、コスメやスキンケア、ワーアウトなど、様々なジャンルの「小さな魔法」をシェアしていきたいと思います。どうぞお楽しみに。

Kitamū/Writer
化粧品メーカーのブランド立ち上げ・ヘアケアブランドの企画開発に携わる。日本化粧品検定1級。趣味はホットヨガ、ランニング。好物はワイン。