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わたしの、宝石箱。- index雁屋 優
ショートエッセイ「わたしの、宝石箱。」(全12回)。大人になって日々を過ごしているうちに、自分の好きなものや、やりたいことがいつのまにかわからなくなってしまった、そんな、あなたに。心の宝石箱を開けて、奥深くに眠っている感情や衝動を、ぜひ思い出してみてください。
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第一話
そっと、靴に足を入れて、立ってみる。ぐらり、と世界が揺れた…
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第二話
コンビニのお菓子コーナーの棚に、緑が溢れる時期がある。抹茶の…
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第三話
ある日の終業間近。「ラーメンが食べたい」と天啓のごとく気持ちが舞い…
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第四話
私は大学院進学を目指している。進学のために「必要」な学習がある。…
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第五話
かき氷が好きだった。そう、好きだった。それは昔のこと。今ではあの甘…
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第六話
遅くなるから今日はひとりでごはん食べてね。同居人のその言葉に、私は…
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第七話
じゅわじゅわ、と肉の焼ける音がする。初夏どころか、雪の降っていない…
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第八話
小さい頃から、本や漫画を読むのが好きだった。創作の世界にダイブ…
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第九話
ときどき無性にパンケーキを食べたくなる。ふわふわのパンケーキ。添え…
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第十話
傷に、そっと触れるような感覚だった。書店でその漫画を手に取ったとき…
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第十一話
私はコーヒーが飲めない。コーヒーが飲めないけれど、何度も通ったコー…
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第十二話
梅の頃の雨と書いて、梅雨。梅の実の香りをかぐと、思い出すことがある…
「わたしの、宝石箱。」
作:Yu Kariya / Essayist
作:Yu Kariya / Essayist